そういえば今月、生理がきていないかも!生理がこない原因や対処法とは?
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「生理がこなくなって心配」
女性のなかには、このように不安を抱える方がいるのではないでしょうか。
生理がこなくなる原因を知らず、適切な対処ができないと、場合によっては治療に時間を要することになるかもしれません。
本記事では、生理がこない原因や対処法を解説します。
生理がこなくなったら、適切な方法で対応しましょう。
生理がこない原因とは
女性の生理がこない原因はさまざまです。
詳しい原因を知りたい方は、以下を参考にしてください。
過度な運動
適度な運動は健康に良いとされていますが、過度な運動で身体に負荷をかけ過ぎるとエネルギーを激しく消費し、栄養不足になります。
栄養不足に陥ると、卵巣への栄養が十分にいき渡らず、生理不順の原因になります。
睡眠時間が不足し、リズムが乱れると、脳が十分な休息をとれずにホルモンの分泌がコントロールできなくなるでしょう。
睡眠不足
そのため、ホルモンバランスが乱れてしまい、生理がこない原因になります。
ストレス
精神的なストレスがかかり過ぎると、脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモン(ストレスホルモン)と呼ばれるものが分泌されます。
ストレスホルモンは、性腺刺激ホルモンや食欲、睡眠欲を抑制する働きがあるのが特徴です。
また、女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの分泌を抑制され、生理が遅れる原因になります。
過度なダイエット
過度なダイエットをおこなうと身体が栄養不足に陥り、卵巣にまでエネルギーが回らず、生理がこなくなる可能性があります。
また肌荒れや便秘、免疫力の低下などが起こり、日常生活に支障が出る場合があるでしょう。
無月経
無月経とは、生理が始まらない状態です。
18歳以上になっても生理がこない場合、原発性無月経に該当する可能性があります。
原因は先天的なものから、遺伝的な要因で起こる可能性があるとされています。
また、継発性無月経の場合、これまで問題なく生理がきていたのにも関わらず、突発的にこなくなるのが特徴です。
原因は、過度なダイエットやストレスなどでホルモンバランスが乱れ、生理不順が状態化することが考えられます。
閉経
閉経とは、卵巣の活動が起こらなくなる状態です。
閉経の時期は個人差がありますが、一般的には50歳前後で起こるとされています。
一方で、40歳未満で閉経する場合もあり、これを早期閉経と呼びます。
この場合、早期卵巣不全になり、卵巣の機能が働かず、一般的な時期より早い段階で閉経が起こるのが特徴です。
低用量ピルの副作用
低用量ピルを服用すると、副作用の影響で生理がこなくなる場合があります。
あくまで薬の副作用であるため、一時的な症状であり、さほど気にする必要はありません。
どうしても気になる方は医師に相談することをおすすめします。
疾患
たとえば、甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症などの疾患にかかると、ホルモン分泌量が乱れ、生理不順に陥る可能性があります。
また、子宮内膜症や卵巣機能不全といった子宮や卵巣事態に不調が生じる場合も生理不順が起こる可能性があるでしょう。
いずれも自覚症状がないまま進行するケースがあります。
妊娠
妊娠すると、生理がこなくなります。
気になる方は、妊娠検査薬を使用しましょう。
陽性判定が出た場合は、速やかに医療機関を受診し、医師の診察を受けてください。
生理の仕組み
生理の周期は、出血が始まってから次の生理がくるまでのサイクルを指します。
個人差がありますが、正常な方の場合は25〜38日で1サイクルになり、3〜7日間出血が続きます。
生理周期は月経期間以外に、卵胞期・排卵期・黄体期の計4つに分類されるのが特徴です。
- 卵胞期:卵巣内になる卵子のもととなる原子卵胞が成熟する時期
- 排卵期:排卵と呼ばれ、成熟卵胞から卵子が排出される時期
- 黄体期:排卵後の卵胞が黄体に変化する時期
黄体からは黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌量が減り、子宮内膜が剥がれ落ちて血液と共に体外へ排出されます。
これが生理(月経)です。
生理がこない対処法
生理がこないときに対処するためには、日頃から自分の調子を把握するために、基礎体温を測定しておくことが大切です。
基礎体温を測定する場合は、婦人科系の専用体温計を使用しましょう。
計測する際は起床直後に測定してください。
体を動かさず、横になったまま測定することが大切です。
体温を測り終えたら、基礎体温表に書き込み、記録しておきましょう。
記録漏れが心配な方は、測定と同時に記録が残るデジタル体温計を利用することをおすすめします。
そのうえで、対処法として妊娠検査薬を使用し、判定結果を確認しましょう。
もし妊娠していないにも関わらず生理がこない場合は何らかの原因で生理不順が起きている可能性があります。
どのタイミングで婦人科を受ける?

妊娠をしていないにも関わらず、生理がこなくなったら、婦人科を受診しましょう。
生理不順は長引くほど、治療に時間を要します。
専門の医師の診察を受け、原因を突き止め、適切な治療を受けてください。