インフルエンザ予防接種開始!流行時期が早まった?予防接種以外の感染対策もご紹介!
【大阪/梅田】大阪駅前の総合内科クリニック|西梅田シティクリニックがお届けする健康情報。
是非、みなさまの健康管理にお役立てください。

インフルエンザの流行は毎年冬にピークを迎え、感染対策が重要な課題となります。
予防接種は重症化を防ぐ有効な手段ですが、感染を防ぐためには日常的な対策も欠かせません。
今年は流行時期が例年より早まるとの予想もあり、より早めの対策が求められています。
この記事では、インフルエンザの特徴や予防接種のタイミング、生活で役立つ感染予防法について詳しく解説します。
インフルエンザはいつ流行する?症状は?
いつ流行する?
インフルエンザは毎年11月から翌年3月にかけて流行する傾向にありますが、最近では流行時期が早まるケースも報告されています。
1月から2月が特に感染者数のピークになるため、この時期には特に注意が必要です。
主な症状は?
インフルエンザの主な症状は以下のとおりです。
- 高熱(38度以上)
- 悪寒、全身の強い倦怠感
- 関節痛や筋肉痛、喉の痛み
- 咳など
また、急性気道感染症の一種であるため、ウイルスは呼吸器を通じて体内に侵入し、短期間で感染が拡がります。
一般的な風邪とは異なり、インフルエンザは突然発熱し、症状が急速に進行するのが特徴です。
重症化しやすいは?
インフルエンザで重症化しやすいのは特に高齢者や乳幼児、基礎疾患を持つ人たちです。
これらの人々は免疫力が低下している場合が多いため、ウイルスに対する抵抗力が弱く、インフルエンザに感染すると肺炎や心筋炎など、より深刻な合併症を引き起こすリスクが高まります。
また、幼い子供においては、熱性けいれんや脳炎といった症状を引き起こすこともあるため、注意が必要です。
したがって、こうした人々にとっては予防接種が推奨されているだけでなく、日常的な感染予防策が非常に重要です。
インフルエンザかかりやすさをチェックしてみよう!あなたは当てはまりますか?
日常生活における行動や体調がインフルエンザ感染のリスクを高めることがあります。
以下の項目に当てはまるかを確認してみましょう。
免疫力が低下している
日々の睡眠時間が足りていない、または慢性的なストレスが溜まっていると免疫力が低下します。
免疫力が低下すると、体がウイルスに対抗する力が弱くなってしまうため、感染リスクが上がる原因となります。
栄養バランスの偏り
ビタミンCやビタミンD、タンパク質は免疫系の維持に重要な役割を果たしています。
これらが不足していると免疫反応が鈍り、感染のリスクが高まります。
特に冬場は、外気や日照時間の不足でビタミンDの摂取が難しくなるため、食事やサプリメントで補うことが推奨されています。
人混みや公共交通機関を頻繁に利用する
人が集まる場所にはウイルスが広がりやすく、特にインフルエンザウイルスは飛沫感染で広がるため、定期的にこうした環境に身を置く方は注意が必要です。
手洗いやうがいの習慣が不足している
感染を防ぐ最も基本的な方法が手洗いといわれています。
手洗いうがいをこまめにしない方は、ドアノブやスイッチ、交通機関のつり革などからウイルスが手を介して不意に口や鼻に侵入し、ウイルスが感染するリスクが上がります。
寒さや乾燥が強い環境にいる
冬場の乾燥した空気はウイルスの活動を活発にするため、肌が乾燥しやすい、または呼吸器が弱い人は特に注意が必要です。
乾燥により粘膜の防御機能が低下し、ウイルスが体内に入りやすくなります。
上記のポイントに該当する場合、インフルエンザにかかりやすい状態かもしれませんので、このあと紹介するインフルエンザのワクチンを受けたり、日常生活での予防対策が重要になります。
インフルエンザ予防接種はいつ打つべき?
インフルエンザ予防接種の理想的な接種時期は、流行が始まる前の10月から11上旬ごろがおすすめです。
ワクチンの接種後、体内で抗体が作られるまでにおよそ2週間が必要とされ、その効果はおおよそ5ヶ月間持続します。
このため、10月から11月に接種を受けておくと、流行期である1月から2月に最も効果が高まるとされています。
特に、以下のようなリスクがある方々には早期の接種が推奨されています。
高齢者
免疫力が弱まりやすく、合併症による重症化のリスクが高いため早期の対策が必要です。
基礎疾患を持つ方
糖尿病や心疾患、呼吸器系疾患を抱える方は、ウイルス感染時に悪化しやすくなるため、重症化を防ぐためにも予防接種が大切です。
小児や乳幼児
免疫機能が未熟であるため、感染しやすく、合併症のリスクも高いです。
医療従事者
日々、多くの患者さんと接する機会が多いため、職業上のリスクが高まります。
インフルエンザワクチンは、100%感染を防ぐことができるわけではありませんが、重症化を防ぐ効果が期待されます。
インフルエンザに感染しても、ワクチン接種を行うことで症状が軽減しやすくなるため、接種することは非常に有益です。
インフルエンザは予防接種だけではなく、その他の感染予防対策も大切です!

インフルエンザ予防にはワクチン接種以外の感染対策も欠かせません。
予防接種と併せて日常的に以下の対策を実施することで、感染リスクをより効果的に下げることができます。
帰宅後すぐに手洗いと手指の消毒をしよう
外出先から帰宅した際や食事前には必ず手を洗いましょう。
手の甲や指の間、手首までしっかりと洗い、アルコール消毒も活用することで、手に付着したウイルスを取り除くことができます。
マスクの着用をしよう
特に人が多く集まる場所や感染リスクの高い環境ではマスクの着用が有効です。
飛沫を吸い込むことを防ぎ、自分が感染源になることも防げます。
加湿器などを使い室内の湿度を保とう
インフルエンザウイルスは乾燥に強いため、湿度が50%〜60%程度になるように加湿器を使いましょう。
加湿することで粘膜が乾燥しにくくなり、ウイルスの侵入を防ぎやすくなります。
十分な休養と栄養バランスの良い食事を心がけよう
体の免疫機能を維持するためには、良質な睡眠とバランスの取れた食事が欠かせません。
免疫力を高める食材を積極的に摂取し、体力を保つよう心がけましょう。
定期的な換気を行おう
密閉された室内にウイルスがこもりやすいため、定期的に換気を行い、新鮮な空気を取り入れることが大切です。
当院では今シーズンのインフルエンザワクチン接種を10月より開始しています
当院では今シーズンも10月よりインフルエンザワクチンの接種を開始しました。
ワクチンは事前予約制で、感染リスクを軽減するため、接種にお越しいただく際も感染対策を徹底してお待ちしています。
流行期に備えて早めに接種を受けていただくことで、今年の流行シーズンも安心して過ごせるようにしましょう!