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婦人科の内診は生理中でも大丈夫?何をする?

【大阪/梅田】大阪駅前の総合内科クリニック|西梅田シティクリニックがお届けする健康情報。
是非、みなさまの健康管理にお役立てください。

「婦人科の内診は生理中でも大丈夫?」

このように疑問を感じたことのある方がいるのではないでしょうか。

結論からいうと、婦人科の内診は生理中でも問題なく受けられる場合があります。
とはいえ、どのような内診をするのか不安に思う方もいるでしょう。

本記事では、婦人科の内診や検査の内容について解説します。
婦人科では、患者さん一人ひとりを尊重し、負担のないような配慮がなされます。
婦人科を受診し、体の悩みを解決しましょう。

婦人科では内診を必ず行うわけではありません

婦人科では内診を必ずするわけではありません。
内診を受けるかどうかは、最初におこなう以下の問診の結果次第で変わります。

  • 初経があったときの年齢
  • 月経の頻度・間隔・出血量・期間
  • 直近の月経の開始日と終了日
  • 月経中の症状の有無
  • 過去の妊娠回数や妊娠時期
  • 合併症の有無
  • 性感染症のリスクの有無

上記の問診をおこないながら、患者さんが訴えている症状を考慮し、必要に応じて内診を実施します。

診察の流れについて(来院〜内診の受け方)

婦人科を受診するにあたり、来院から内診までの流れを解説します。

条件に合う婦人科を探そう

まずは受診する婦人科を探しましょう。
診療日時やアクセス、医師などを確認し、希望の婦人科を見つけてください。

受診にあたっての準備

受診する婦人科が見つかったら、以下のものを準備しておくことをおすすめします。

  • マイナ保険証(マイナンバーカード)
  • 健康保険証
  • 診療費
  • お薬手帳
  • 基礎体温表
  • ナプキン
  • 替えの下着

診察を受ける際は、現在の症状や希望する検査などをメモにまとめて用意しておくとよいでしょう。

◆診察前日
性行為を控え、お風呂はいつもどおり入って問題ありません。
ただし、おりものの状態や感染している菌を確認する場合があるため、腟の中までは洗わないようにしてください。

◆診察当日

内診する際に下着を脱ぐ必要があるため、ゆったりしたスカート(プリーツスカートやフレアースカート)を着用しましょう。

診察時は、爪の色や顔色を参考にする場合があるため、なるべく薄化粧で診察を受けるようにしてください。

婦人科に来たら指示に従いましょう

婦人科にきたら、受付で保険証を提示し、問診票に必要事項を記入します。

問診を終えたら触診をおこない、腹部などを手で触り、状態を確かめる場合があります。
その後、必要に応じて医師の指示に従いながら内診を受けましょう。

内診を受けるときの心構え

内診を受ける際はズボンやスカート、ストッキングや下着などを内診台に上がる間に脱がなければなりません。
(膝下の靴下やストッキングはそのままで大丈夫です)

内診中はカーテンを隔てておこなわれるため、医師と患者さんが顔を合わせることはありません。

しかし、顔が見えないことで不安に感じる方がいるかもしれません。
その場合は、カーテンを開けてほしいという旨を担当の医師に伝えましょう。

内診中は緊張するかもしれませんが、可能な限りリラックスし、体の力を抜いてください。
力むと痛みが生じる可能性があります。

コツは深く息を吐くことです。
息を止めていると、筋肉が緊張状態になり、痛みが生じやすくなります。

そのため、診察台に体重をかけて座り、深く息を吐いてみましょう。あ


質問や疑問、不安なことがあれば、気軽に尋ねてください。

「こんなこと聞いても大丈夫かな…?」と遠慮する必要はありません。
気になることがあれば、担当の医師に聞いてみてください。

婦人科の検査内容

婦人科では、患者さんの症状や問診の内容によってさまざまな検査をおこないます。
おもな検査内容は以下のとおりです。

尿検査

妊娠判定やホルモンの状態の確認、最近の有無を調べる検査です。

血液検査

貧血の有無やホルモンの状態の確認、腫瘍マーカーの測定などをおこなう検査です。

細胞診

ヘラやブラシなどを活用して子宮内膜や子宮頸部の細胞を採取し、異常の有無を確認します。

腟分泌採取

綿棒のような専用ブラシを使用して腟内のおりものを採取し、細菌やウイルスの有無を確認します。

超音波検査

腟内にプローブを挿入して子宮や卵巣の状態を確認し、腫瘍病変や腫れの有無を確認します。

また、プローブをお腹に当て、子宮を確認する場合もあります。
この場合、尿がたまっているほうが子宮の状態がよくわかるため、検査前にトイレを我慢するように指示されるケースがあるでしょう。

内診の痛みは?拒否はできる?

「婦人科の内診は痛そう」というイメージを持つ方がいるかもしれません。
しかし、実際は、痛みを感じることはほとんどありません。

痛みの間隔は個人差があるため、一概にはいえませんが、内診時は十分な注意を払っています。

一方で、過去のトラウマやそのときの精神状態によっては内診を受けるのが怖い方もいるでしょう。
その場合は、担当の医師に相談してください。
患者さんの負担にならない検査になるよう調整されます。

恐怖心や不安などがあれば、お気軽に担当の医師に相談しましょう。
疑問があれば、遠慮なく尋ねてください。