(c) Nishiumeda city clinic

健康コラム

Health column

Homeコラム健康コラム新生活シーズン到来!ストレスに負けないセルフケア方法

新生活シーズン到来!ストレスに負けないセルフケア方法

【大阪/梅田】大阪駅前の総合内科クリニック|西梅田シティクリニックがお届けする健康情報。
是非、みなさまの健康管理にお役立てください。


春は新しい環境に踏み出す季節です。
入学や就職、転勤、引っ越しなど、新生活のスタートに期待を抱く一方で、不安や緊張を感じる方も多いのではないでしょうか。
環境の変化はストレスの原因となり、気づかないうちに心身に負担をかけることもあります。
ストレスを溜め込まないためには、自分の心と体からのサインを見逃さず、適切なケアを行うことが大切です。
この記事では、新生活におけるストレスのサインと、毎日簡単にできるセルフケア方法をご紹介します。

新生活はストレスサインを見逃さないで

新しい環境に慣れるまでの期間は、誰にとっても負担がかかるものです。
新生活では次のような変化が起こりやすく、それがストレスとなることがあります。

  • 環境の変化(引っ越し、新しい学校・職場)
  • 人間関係の変化(新しい友人や同僚、上司との関係)
  • 生活リズムの変化(朝の起床時間や通勤・通学時間の変更)


こうした変化によって心身のバランスが乱れると、知らず知らずのうちにストレスが蓄積してしまいます。
特に「ちょっとした不調だから大丈夫」と放置していると、症状が悪化することも。
新生活が始まったばかりのこの時期こそ、自分の体や心に現れるストレスのサインをしっかりチェックしておきましょう。

  

体のストレスサイン

ストレスは体にさまざまなサインを現します。
特に以下のような変化が見られた場合は、ストレスが原因かもしれません。

1. 食行動の変化

ストレスがかかると、食欲に変化が生じることがあります。
「食欲が全くない」「食べる気がしない」と感じることもあれば、逆に「食べ過ぎてしまう」「甘いものやジャンクフードが欲しくなる」など、極端な食行動の変化が起こることもあります。

2. 頭痛や肩こり

ストレスが溜まると、無意識に体が緊張し、血行が悪くなりやすいです。
その結果、頭痛や肩こりが慢性化することがあります。
特に、長時間のデスクワークやスマホ使用で姿勢が悪くなると、これらの症状が悪化しやすいので注意が必要です。

3. 不眠・寝つきが悪い

「疲れているのに眠れない」「夜中に何度も目が覚める」といった不眠症状も、ストレスの影響のひとつです。
ストレスが交感神経を活発にし、リラックスできずに寝つきが悪くなったり、深い眠り取れなくなることがあります。

こころのストレスサイン


ストレスは体だけでなく、心にも大きな影響を与えます。
以下のような症状が続いている場合、ストレスが大きくなっている可能性があります。

1. イライラしやすくなる

普段は気にならないような些細なことでも、ストレスが溜まるとイライラしやすくなります。
例えば、仕事や勉強がうまくいかないと、周囲に八つ当たりしてしまうこともあるかもしれません。
心の余裕がなくなると、自分でも感情をコントロールするのが難しくなることがあります。

2. 不安感が強くなる

「新しい環境にうまく適応できるか不安」「これからどうなるか分からない」という気持ちが強くなるのも、ストレスのサインです。
考えすぎて不安が膨らみ、必要以上に心配しすぎることで、精神的に疲れを感じることがあります。

3. やる気が出ない

ストレスが溜まると、気力が低下し、「何をするにも面倒くさい」「やる気が湧かない」と感じることがあります。
以前は楽しめていた趣味にも興味がなくなったり、仕事や勉強への集中力も低下することがあります。
これらは、心が疲れているサインかもしれません。

毎日簡単なセルフケアを心がけよう

ストレスを完全にゼロにするのは難しいですが、毎日少しずつ取り入れられるセルフケアを習慣にすることで、ストレスを上手にコントロールできます。

1. 深呼吸を意識する

ストレスを感じたときは、深呼吸をしてみましょう。
腹式呼吸を意識しながら、鼻からゆっくり息を吸い、口から静かに吐き出すことで、自律神経が整い、リラックス効果を得られます。

2. 軽い運動を取り入れる

ウォーキングやストレッチなど、軽い運動をすることで、気分転換ができます。
運動によって、幸せホルモン「セロトニン」が分泌され、ストレス軽減にも効果的です。

3. 好きなことを楽しむ

読書や音楽鑑賞、趣味の時間を持つこともストレス解消になります。
忙しい日々の中でも、自分がリラックスできる時間を大切にしましょう。

4. 質の良い睡眠を確保する

質の良い睡眠はストレス対策の基本です。
寝る前にスマホやパソコンの画面を見ないようにする、温かい飲み物を飲むなど、リラックスできるルーティンを取り入れて、眠りの質を高めましょう。

5. 誰かに話す

一人で悩みを抱え込まず、信頼できる友人や家族に気持ちを打ち明けることも大切です。
話すことで心が軽くなり、ストレスを和らげる効果があります。

新生活は期待と不安が入り混じる時期ですが、自分の心と体のサインを見逃さず、適切にセルフケアを行うことで、無理なく新しい生活に順応できます。
深呼吸や運動、好きなことを楽しむなど、日々の中で実践しやすい方法を見つけて、ストレスと上手に付き合っていきましょう。