VACCINE INFORMATION

各種ワクチンのご紹介

各種ワクチンのご紹介

麻しん・風しん・おたふくかぜ(MMR)ワクチン

MMRについて

MMRワクチンは、麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜを同時に予防できる混合ワクチンです。

麻しん(はしか)について

麻しんは、空気感染・飛沫感染・接触感染によって広がり、非常に感染力が強い病気です。感染すると高熱や咳、鼻水が続き、口の中に白い斑点(コプリック斑)が現れます。その後、発疹が出て全身に広がります。麻しんは合併症を引き起こすことがあり、肺炎や中耳炎、脳炎が発生する可能性があります。特に脳炎は1,000人に1人の割合で発症し、後遺症が残ることがあります。また、麻しんに感染した人の1,000人に1人が死亡するとも言われています。麻しんは感染力が非常に強く、免疫を持たない人が感染するとほぼ確実に発症すると言われています。

感染経路
感染者に直接触ったり、咳やくしゃみによる飛沫感染や空気感染によっても感染します。

潜伏期間
10~12日

症状
高熱、咳、鼻水が数日間持続し、口の中に小さな(約1mm)白い発疹ができます。熱は一度下がりますが、半日程で再び上昇し、その後体中に赤い発疹ができます。

風しんについて

風しんは、飛沫感染によって広がる感染症で、麻しんほど感染力は強くありませんが、大人がかかると症状が重くなることがあります。発疹や発熱、リンパ節の腫れが主な症状で、大人の場合は関節痛がひどくなることもあります。特に注意が必要なのは、妊娠初期の女性が風しんに感染すると、胎児に「先天性風しん症候群」を引き起こす可能性があることです。この症候群により、赤ちゃんが心疾患、難聴、白内障などの障害を持って生まれることがあります。

感染経路
感染者に直接触ったり、咳やくしゃみによって飛沫感染します。麻しんとは違い、空気感染はありません。

潜伏期間
14~21日

症状
発熱し、体中に発疹があらわれ、耳の後ろや首にあるリンパ節が腫れます。妊婦がうつった場合には、妊娠週数によっては胎児に先天異常がおこる場合があります。

おたふくかぜについて

おたふくかぜは、ムンプスウイルスによって引き起こされる感染症で飛沫感染や接触感染で広がり、耳の下の耳下腺が腫れるのが特徴です。発熱や頭痛、倦怠感を伴うことが多く、食事や飲み物を飲むときに痛みを感じることもあります。おたふくかぜは合併症を引き起こすことがあり、髄膜炎や脳炎、ムンプス難聴などが発生することがあります。特に思春期以降の男性では精巣炎を引き起こすことがあり、不妊の原因となることもあります。

感染経路
ムンプスウイルス感染者のくしゃみや咳から飛び散った唾液を吸い込む、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れるなど主に飛沫感染や接触感染します。

潜伏期間
2~3週間(平均18日前後)

症状
初期症状として軽い発熱や耳下腺の痛みが現れます。最も特徴的なのは、両側または片側の耳下腺の腫れです。多くの場合、症状は軽度で5〜7日程度で回復しますが、無菌性髄膜炎、脳炎、難聴、膵炎、睾丸炎などの合併症を引き起こすこともあります。

これらの病気は感染力が強く、重症化すると後遺症を残すことがあるため、ワクチンによる予防が非常に重要です。

ワクチンの特徴

MMRワクチンは、麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜを同時に予防できる混合ワクチンです。これらの感染症は、いずれも飛沫感染や接触感染を通じて広がり、重症化すると後遺症を残す可能性があるため、ワクチンによる予防が重要とされています。
日本で承認されているMMRワクチンは現在ないので輸入ワクチンを使用します。

このワクチンは、生後12か月~15か月で1回目の接種を行い、4~6歳で2回目を接種することで、長期間の免疫を獲得することができます。

ワクチンの効果は非常に高く、2回の接種で麻しんは99%以上、風しんは95%以上、おたふくかぜは88~95%の人が免疫を獲得できるとされています。これにより、個人の感染リスクを下げるだけでなく、集団免疫によって社会全体の感染拡大を防ぐことが可能となります。

ワクチンの副反応

MMRワクチンは、安全性の高いワクチンですが、接種後に軽度の副反応が見られることがあります。発熱や発疹、接種部位の腫れや赤み、倦怠感などが主な症状で、通常は数日以内に自然に回復します。
一部の人では、接種後5~14日以内に熱性痙攣やリンパ節の腫れが発生することがありますが、これも一時的なものが多いとされています。

ごくまれに発生する重い副反応として、アナフィラキシー(強いアレルギー反応)、血小板減少性紫斑病、脳炎や脳症などが報告されていますが、発生率は極めて低いとされています。特に、アナフィラキシーは接種後30分以内に起こる可能性があるため、ワクチン接種後は医療機関でしばらく様子をみることが推奨されます。

予防接種が受けられない方

次のいずれかに当てはまる人は、ワクチンを受けることができません。

  • 発熱している方
    通常、37.5℃以上の発熱がある場合は接種を延期する必要があります。
    体調が回復してからワクチンを受けることが推奨されます。
  • 重度の急性疾患を患っている方
    肺炎や重度の感染症など、病状が安定していない場合は接種を避けるべきです。
    病気が治ってから、医師と相談のうえで接種の可否を判断しましょう。
  • 過去にMMRワクチンやその成分でアナフィラキシーを起こしたことがある方
    アナフィラキシーとは、呼吸困難、じんましん、血圧低下などの強いアレルギー反応のことです。
    以前にワクチンや特定の食品・薬剤でアナフィラキシーを経験したことがある方は、接種を避ける必要があります。
  • 妊娠している方
    MMRワクチンは生ワクチンであり、胎児への影響が懸念されるため、妊娠中の接種は禁止されています。
    ワクチン接種後は、少なくとも2か月間は妊娠を避けるよう推奨されています。
  • 免疫不全の方、または免疫抑制治療を受けている方
    免疫機能が低下している方(先天性免疫不全、HIV感染など)は、ワクチンの生ウイルスが体に影響を及ぼす可能性があります。
    抗がん剤、ステロイド、免疫抑制薬を使用している方も、医師と相談のうえで接種の可否を判断してください。
  • 家族に先天性免疫不全症の方がいる場合
    家族に免疫不全の方がいる場合、本人も免疫異常の可能性があるため、慎重に判断する必要があります。
    ワクチン接種前に専門医に相談することが推奨されます。
  • 医師が接種不適当と判断した方
    持病や過去の医療歴、体調の変化などを考慮し、医師が接種を避けるべきと判断した場合は、無理に受けないようにしましょう。

予防接種を受けるに際し、注意が必要な方

次のいずれかに該当する場合は、ワクチン接種を受ける前に医師とよく相談しましょう。

  • 基礎疾患をお持ちの方
    心臓や血管の病気、腎臓・肝臓の疾患、血液の異常などの持病がある方
  • 発育の遅れがあり、医師や保健師から継続的な指導を受けている方
  • 風邪の初期症状がある方
    発熱や倦怠感がある場合は、回復後に接種を検討してください。
  • 過去の予防接種後に異常があった方
    予防接種後2日以内に発熱・発疹・じんましんなどのアレルギー症状を起こしたことがある方
    ワクチンの成分にアレルギー反応を起こす可能性がある方
  • 薬や食品によるアレルギーを持っている方
    薬の服用や特定の食品(鶏卵・鶏肉など)で皮膚の発疹や体調不良を経験したことがある方
  • 過去に痙攣を起こしたことがある場合
  • 免疫系の異常の指摘を受けたことがある方
    免疫不全と診断されたことがある方
    近親者に先天性免疫不全の方がいる場合。
  • MMRワクチンに含まれる成分にアレルギー反応を起こす可能性がある方
  • 家族・友人・クラスメートの間で麻しん(はしか)・風しん・おたふくかぜの流行があり、これらの病気にかかったことがない方
    感染のリスクが高い時期には、ワクチンのスケジュールを調整する必要があります。
  • 妊娠の可能性がある方、または妊娠を希望している方
    妊娠中の方は、MMRワクチンの接種は推奨されていません。
    ワクチン接種後 2か月間 は妊娠を避ける必要があります。
  • 気管支喘息をお持ちの方

接種後の注意事項

ワクチンを受けた後は、次の点に気をつけましょう。

  • 接種後30分間は、医療機関の近くで様子を観察しましょう
    まれに強いアレルギー反応が起こることがあるため、異常を感じた場合はすぐに医師と連絡が取れるようにしておきましょう。
  • 接種後24時間は、高熱や体調の変化に注意しましょう
    接種後5~14日以内に発熱や発疹、リンパ節の腫れがみられることがあります。
    高熱(39℃以上)やけいれんが起こった場合は、すぐに医療機関を受診してください。
  • 接種部位を清潔に保ちましょう
    入浴は可能ですが、注射部位を強くこすらないように注意してください。
  • 普段通りの生活を心がけましょう
    接種後は普段通りの生活を送って問題ありません。 ただし、激しい運動や大量の飲酒は避けるようにしましょう。
  • 妊娠を避けましょう
    MMRワクチンは生ワクチンのため、接種後2か月間は妊娠を控えることが推奨されています。
  • 異常があればすぐに医師へ相談しましょう
    万が一、高熱や痙攣(けいれん)などの異常な症状が現れた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
  • 接種後は車の運転や高所での作業には注意をしましょう
    このワクチンに限らず、ワクチン接種により血管迷走神経反射によりめまいや立ちくらみが起こる可能性があります。

ワクチン接種後は、体調の変化に気を配り、異常を感じた際は早めに医師に相談することが大切です。

当院取り扱いのワクチン

ワクチンの種類 風しん 乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン
『タケダ』
乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン
「タケダ」
(麻しん・風しん混合ワクチン)
Priorix
(麻しん・風しん・おたふくかぜ混合ワクチン)
国内承認 承認済み 承認済み 承認済み 未承認
(輸入ワクチン)
料金 6,000円/本 6,000円/本 10,000円/本 10,500円/本
接種可能年齢 生後12か月~ 生後12か月~ 生後12か月~ 生後12か月~
接種方法 皮下注射 皮下注射 皮下注射 皮下注射
接種回数 1~2回 1~2回 1~2回 1~2回
接種スケジュール 【小児の定期接種が完了している場合】
初回接種のみ【小児の定期接種が完了していない場合】
初回接種
2回目:初回接種から28日以上あと
【小児の定期接種が完了している場合】
初回接種のみ【小児の定期接種が完了していない場合】
初回接種
2回目:初回接種から28日以上あと
【小児の定期接種が完了している場合】
初回接種のみ【小児の定期接種が完了していない場合】
初回接種
2回目:初回接種から28日以上あと
【小児の定期接種が完了している場合】
初回接種のみ【小児の定期接種が完了していない場合】
初回接種

2回目:初回接種から4週間以上あと
有効性 1回接種後の抗体陽転率は91.3~100%になります 未接種者と比較して約 85~90 %の発症抑制効果 約95%以上の抗体陽性率が認められている。1回の接種で高い免疫効果が得られるが、2回接種することで免疫の持続性が向上する。 1回接種により、以下の予防効果が報告されています
麻しん:約93%
風しん:約97%
おたふくかぜ:約78%
2回接種することで、麻しんの予防効果は約97%、おたふくかぜの予防効果は約88%に向上します
予防効果持続期間 小児の定期接種を2回接種した場合、免疫効果は約17年持続 1回接種後の抗体保持率は約5~10年 2回の接種を完了することで、長期間にわたる免疫効果が期待される 約10年
副作用救済制度 国の副作用救済制度
あり
国の副作用救済制度
あり
国の副作用救済制度
あり
輸入代行業者による副作用被害補償制度あり
詳細はこちら
ワクチンの種類 風しん 乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン
『タケダ』
乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン
「タケダ」
(麻しん・風しん混合ワクチン)
Priorix
(麻しん・風しん・おたふくかぜ混合ワクチン)
国内承認 承認済み 承認済み 承認済み 未承認
(輸入ワクチン)
料金 6,000円/本 6,000円/本 10,000円/本 10,500円/本
接種可能年齢 生後12か月~ 生後12か月~ 生後12か月~ 生後12か月~
接種方法 皮下注射 皮下注射 皮下注射 皮下注射
接種回数 1~2回 1~2回 1~2回 1~2回
接種スケジュール 【小児の定期接種が完了している場合】
初回接種のみ【小児の定期接種が完了していない場合】
初回接種
2回目:初回接種から28日以上あと
【小児の定期接種が完了している場合】
初回接種のみ【小児の定期接種が完了していない場合】
初回接種
2回目:初回接種から28日以上あと
【小児の定期接種が完了している場合】
初回接種のみ【小児の定期接種が完了していない場合】
初回接種
2回目:初回接種から28日以上あと
【小児の定期接種が完了している場合】
初回接種のみ【小児の定期接種が完了していない場合】
初回接種

2回目:初回接種から4週間以上あと
有効性 1回接種後の抗体陽転率は91.3~100%になります 未接種者と比較して約 85~90 %の発症抑制効果 約95%以上の抗体陽性率が認められている。1回の接種で高い免疫効果が得られるが、2回接種することで免疫の持続性が向上する。 1回接種により、以下の予防効果が報告されています
麻しん:約93%
風しん:約97%
おたふくかぜ:約78%
2回接種することで、麻しんの予防効果は約97%、おたふくかぜの予防効果は約88%に向上します
予防効果持続期間 小児の定期接種を2回接種した場合、免疫効果は約17年持続 1回接種後の抗体保持率は約5~10年 2回の接種を完了することで、長期間にわたる免疫効果が期待される 約10年
副作用救済制度 国の副作用救済制度
あり
国の副作用救済制度
あり
国の副作用救済制度
あり
輸入代行業者による副作用被害補償制度あり
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予防接種予診表・同意書