B型肝炎について
B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)によって引き起こされる感染症で、血液を介した感染、性行為による感染、または分娩時の母子感染などが主な感染経路です。
潜伏期間の90~150日後に倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が見られ、皮膚発疹や関節の痛みを伴うこともあります。
大人が感染した場合の死亡率は約1%とされています。
感染後には、急性肝炎を発症して自然に回復するケースもある一方で、症状がほとんど現れずにウイルスが体内に長期間潜伏し、慢性肝炎や肝硬変、さらには肝がんへと進行する可能性もあります。
特に乳幼児期や幼少期に感染した場合は、急性期の症状が軽微または無症状であっても「持続感染」に陥るリスクが高いことが知られています。
B型肝炎は、感染時期や年齢によって病状の進行や予後が大きく異なるため、予防接種や感染経路の遮断が重要とされています。
感染経路
B型肝炎ウイルスに感染した人からの血液を介した感染や性行為感染、分娩時の母子感染があります。
潜伏期間
90~150日
症状
倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなる)、皮膚発疹や関節痛。
大人での死亡率は1%くらいですが、一部の人で慢性化し、肝硬変になったり、癌化することがあります。
ワクチンの特徴
B型肝炎ワクチンは、組み換えDNA技術を用いて開発されたワクチンであり、十分な免疫を得るためには一定の間隔を空けて3回の接種が必要とされています。
ワクチンの副反応
ワクチン接種後に、下記のような副反応がみられることがありますが、通常は一時的なもので数日で消失します。
〈局所〉
接種部位の痛み、腫れ、しこり、発赤、かゆみ、熱感など
〈全身〉
発熱や発疹、湿疹、じんましん、かゆみ、関節痛や筋肉痛、関節炎、肩こり、背中の痛み、肝機能、吐き気、下痢、食欲不振、嘔吐、腹痛、頭痛や眠気、めまい、しびれ、倦怠感、悪寒、違和感、血小板減少など
下記のような重篤な副反応は発生率が非常に低いとされていますが、接種後に異常な症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診することが推奨されます。
アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、口唇や喉の腫れなどの症状)、多発性硬化症、急性散在性脳脊髄炎、ギラン・バレー症候群など
予防接種が受けられない方
次のいずれかに当てはまる人は、ワクチンを受けることができません。
ワクチン接種に関して不安がある方は、必ず事前に医師へ相談し、適切な判断を仰ぐようにしましょう。
- 発熱している方(37.5℃以上)
- 重度の急性疾患を患っている方
- 過去にB型肝炎ワクチンでアナフィラキシーを起こしたことがある方
- 医師が接種不適当と判断した方
予防接種を受けるに際し、注意が必要な方
次のいずれかに該当する場合は、ワクチン接種を受ける前に医師とよく相談しましょう。
- 心臓・腎臓・肝臓の病気や血液疾患などの基礎疾患をお持ちの方
- 成長や発育に関する指導を医師や保健から受けている方
- 風邪の初期症状がある方
- 過去の予防接種後に異常があった方
- 薬や食べ物でアレルギー反応を起こしたことがある方
- 痙攣(けいれん)の既往がある方
- 本人または近親者に免疫系の異常があると診断された方
- 免疫療法を受けている方免疫不全の方、または免疫抑制治療を受けている方
- 妊娠中または妊娠の可能性(生理がおくれているなど)がある方、授乳中の方
※妊娠中、授乳中は安全性が確立されていないので避けた方が望ましいです - ラテックスアレルギーの人(本製品の容器には、アレルギー反応を起こす可能性のある天然ゴムラテックスが含まれているため)
ワクチンを受けた後は、次の点に気をつけましょう。
接種後の注意事項
- 接種後30分間は、医療機関の近くで様子を観察しましょう
まれに強いアレルギー反応が起こることがあるため、異常を感じた場合はすぐに医師と連絡が取れるようにしておきましょう。 - 接種後24時間は、高熱や体調の変化に注意しましょう
発熱や倦怠感、体調不良が現れることがあるため、普段と異なる症状がないか確認しましょう。 - 接種部位を清潔に保ちましょう
入浴は可能ですが、注射部位を強くこすらないように注意してください。 - 普段通りの生活を心がけましょう
接種後は普段通りの生活を送って問題ありません。ただし、激しい運動や大量の飲酒は避けるようにしましょう。 - 異常があればすぐに医師へ相談しましょう
万が一、高熱や痙攣(けいれん)などの異常な症状が現れた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。 - 種後は車の運転や高所での作業には注意をしましょう
このワクチンに限らず、ワクチン接種により血管迷走神経反射によりめまいや立ちくらみが起こる可能性があります。
ワクチン接種後は、体調の変化に気を配り、異常を感じた際は早めに医師に相談することが大切です。
当院取り扱いのワクチン
| ワクチンの種類 | ビームゲン注0.5mL | Engerix-B 1.0mL |
|---|---|---|
| 国内承認 | 承認済み | 未承認(輸入ワクチン) |
| 料金 | 6,000円/本 | 9,500円/本 |
| 接種可能年齢 | 生後0日~ | 20歳以上 |
| 接種方法 | 皮下注射 | 筋肉注射 |
| 接種回数 | 3回 | 3~4回 |
| 接種スケジュール | 初回接種 2回目:初回接種の4週間後 3回目:初回接種の20~24週後 |
〈通常接種〉 初回接種 2回目:初回接種の1か月後 3回目:初回接種の6か月目後〈迅速接種〉 初回接種 2回目:初回接種の1か月後 3回目:初回接種の2か月後 (4回目:初回接種の12か月後) ※長期免疫獲得の必要がなければ 3回の接種で完了 |
| 有効性 | 1回目の接種から4週間では陽転率は 13.4%だったが、24週後には74.7%まで上昇した 陽転率:抗体価が感染予防レベルと考えられる10mIU/mLを超える確率 |
抗体獲得率は接種直後で98.2% |
| 予防効果持続期間 | - | 通常接種で3回の接種完了後、約20年 |
| 副作用救済制度 | 国の副作用救済制度あり | 輸入代行業者による 副作用被害補償制度あり 詳細はこちら |
| ワクチンの種類 | ビームゲン注0.5mL | Engerix-B 1.0mL |
|---|---|---|
| 国内承認 | 承認済み | 未承認(輸入ワクチン) |
| 料金 | 6,000円/本 | 9,500円/本 |
| 接種可能年齢 | 生後0日~ | 20歳以上 |
| 接種方法 | 皮下注射 | 筋肉注射 |
| 接種回数 | 3回 | 3~4回 |
| 接種スケジュール | 初回接種 2回目:初回接種の4週間後 3回目:初回接種の20~24週後 |
〈通常接種〉 初回接種 2回目:初回接種の1か月後 3回目:初回接種の6か月目後〈迅速接種〉 初回接種 2回目:初回接種の1か月後 3回目:初回接種の2か月後 (4回目:初回接種の12か月後) ※長期免疫獲得の必要がなければ 3回の接種で完了 |
| 有効性 | 1回目の接種から4週間では陽転率は 13.4%だったが、24週後には74.7%まで上昇した 陽転率:抗体価が感染予防レベルと考えられる10mIU/mLを超える確率 |
抗体獲得率は接種直後で98.2% |
| 予防効果持続期間 | - | 通常接種で3回の接種完了後、約20年 |
| 副作用救済制度 | 国の副作用救済制度あり | 輸入代行業者による 副作用被害補償制度あり 詳細はこちら |



