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風邪

風邪はこんな病気

風邪は「風邪症候群」と呼ばれる病気であり、一般的には次に挙げる症状の総称になります。

  • 発熱
  • 喉の痛み
  • 鼻づまり
  • 鼻水
  • くしゃみ
  • たん


風邪の要因としては、喉や鼻の粘膜にウイルスが感染することで起こります。
ウイルスに感染すると、身体からウイルスを外に追い出すために鼻水やくしゃみ、咳などをします。
また喉の痛みや鼻づまりは、炎症を起こしてウイルスと戦うための症状です。
発熱は、身体に異変が起きていることを知らせるサインになります。

上記は、身体の中で免疫の働きが活発になっていることを指すのです。
風邪で1度ウイルスに感染すると、身体に免疫ができます。
しかしウイルスは変異するため、繰り返し風邪をひくこともあるでしょう。
場合によっては別の細菌に二次感染し、脳症や肺炎、気管支炎や中耳炎などになることもあります。

風邪ウイルスの種類は200種類以上と言われ、風邪にかかってもウイルスの特定は困難です。風邪の症状を引き起こす主なウイルスは以下の通りです。

  • アデノウイルス
    冬場から夏場にかけて多いウイルス。結膜炎や気管支炎などを起こす。

  • RSウイルス
    冬場に多いウイルス。乳幼児に感染する場合、気管支炎や肺炎を起こす。

  • ライノウイルス
    秋口から春先に多いウイルス。風邪の原因の約3割〜4割を占める。鼻風邪を起こす。

  • コロナウイルス(新型コロナウイルスを除く)
    冬場に多いウイルス。喉や鼻に関連する症状を起こす。

  • エンテロウイルス
    夏場に多いウイルス。風邪の症状に加え、下痢を起こすこともある。

  • パラインフルエンザウイルス
    春先から夏場に多い種類と秋口に多い種類の2つがある。

インフルエンザウイルスは風邪を引き起こすウイルスとは別物です。症状の内容も異なります。
風邪の治療法としては、市販の風邪薬があります。
たとえば喉の炎症を和らげる薬や、くしゃみ・鼻水を和らげる薬など、症状に応じた薬があります。
直接ウイルスに効力を与えられない一方で、身体がウイルスと戦って治癒できるようにサポートしてくれるのです。
薬を使用する際は、副作用に注意してください。
妊娠中や授乳中の人、持病がある人などで選べる薬は異なります。
市販の薬を購入する際は、薬剤師に必ず相談をしましょう。
また39度を超える発熱や激しい咳、色の濃い鼻水やたんが出る場合などは二次感染の可能性があるため、すみやかに医療機関を受診してください。
風邪を治療する際は自宅で安静にしてください。
十分な睡眠をとり、部屋を暖かくして身体を冷やさないことが重要です。
発熱した場合、発汗しやすくなるため、こまめな水分補給も必要になります。

また抵抗力を高めるためにも、栄養補給は必要です。
風邪の治療時には、主に次の栄養素を摂るといいでしょう。

  • たんぱく質
  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ミネラル
  • 亜鉛


特にビタミンはウイルスの侵入を防ぐための粘膜や皮膚、血管などを作るもとになります。
さらに血管を保護する働きも期待できるので、にんじんやほうれん草、バナナやみかんなど、ビタミンを多く含む野菜・果物を食べるといいでしょう。

早期発見のポイント

まずは鼻水や鼻づまり、くしゃみや咳などの呼吸器症状が出ていないか確認してください。
また頭痛や発熱の全身症状がある場合、食欲不振やだるさ、寒気なども感じるはずです。
さらに、激しい咳や耳の痛み、胸痛や高熱が出た場合は二次感染を起こしている可能性があります。
症状が悪化する前に、すみやかに医療機関を受診してください。

予防の基礎知識

風邪を予防するための基礎知識として次の対策を知っておくといいでしょう。
風邪を予防したい人、周りに風邪をうつしたくない人はぜひ実践してみてください。

身体を温める

特に冬場は気温が下がるため、身体が冷えてしまうことが多くなります。
身体が冷えると、酸素の働きが弱まり、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、身体の中に老廃物が蓄積しやすくなり、風邪をひきやすくなるため、日常生活を送る上では身体を温めるようにしましょう。
を温める際に有効な方法は次の通りです。

  • 温かい食べ物を食べたり温かい飲み物を飲む
  • お風呂につかる
  • 湯たんぽを使う
  • 使い捨てカイロを使う
  • 厚着をして防寒対策をとる

手洗いやうがいを徹底する

風邪が重症化し、二次感染が起きるのを防ぐためにも、日常生活を送る上で手洗いやうがいを徹底することが重要です。
手洗いをする場合は、殺菌効果のあるハンドソープを使用してください。
うがいをする場合は、うがい薬を使用すると効果的でしょう。
鼻の粘膜からウイルス感染を防止するために、鼻うがいも効果的です。

十分な睡眠時間を確保する

睡眠時間が少ないと、免疫力が下がり、風邪を引きやすくなります。
睡眠時間の目安としては、7時間〜8時間を目標にして睡眠をとるといいでしょう。

こまめに水分補給する

体内に水分が足りず脱水状態になると、免疫力が低下し風邪をひきやすくなります。
特に夏場は汗をかきやすく、身体から水分が失われることが多いため、こまめに水分補給する習慣をつけておくといいでしょう。

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