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中絶・流産手術

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中絶手術とは

人工妊娠中絶とは「胎児が、母体外において、生命を保続することのできない時期に、人工的に、胎児及びその附属物を母体外に排出すること(母体保護法より)」で、母体保護法指定医のみが行うことができます。
人工妊娠中絶手術は妊娠22週未満までと法律で定められています。
手術方法は初期中絶手術(12週未満)と、それ以降の中期中絶手術(22週未満)で異なります。手術により胎児を取り除くことで妊娠を終了します。
妊娠の継続が難しい方や望まない妊娠をされた方、様々な理由で中絶手術を希望される方がいらっしゃいます。
中絶するまでの経緯は人によって異なり、それぞれのご事情があるかと思います。
妊娠の可能性があったり、不安がある場合は一人で悩まずご相談ください。

中絶できる期間と方法

妊娠9週未満:経口中絶薬

経口中絶薬とは、人工妊娠中絶を麻酔などをして行う外科的な処置ではなく、飲み薬を服用する方法です。2023年4月21日に、厚生労働省によって中絶薬メフィーゴパックの販売が承認されました。妊娠9週0日までの正常妊娠に適用され、自費診療となります。薬局やインターネットでは購入できません。登録された医療機関でのみ使用可能です。
※現状入院施設がある病院でしか処方できませんので、当院では対応しておりません。

妊娠12週未満:吸引法、掻爬(ソウハ)法

吸引法とは、現在多くの医院で採用されている方法で、身体への負担が少ないのが特徴です。細い管状の器具を使って子宮の内容物を吸引します。手術・麻酔時間が短く、掻爬法より低リスクですが、週数が少ない場合にしか使用できません。
掻爬(ソウハ)法とは、トング状の器具を使って子宮の内容物をかき出す方法で、従来からされている中絶方法です。
医師によってかきだす際に子宮内を傷つけたり、穴をあけてしまうことがあり、医師の技量が重要になります。
どちらの場合も日帰り手術となり、手術時間自体は5〜15分で終了します。

当院では、

手動吸引法(MVA)にて全例処置しております。日本産婦人科学会で推奨されており、微妙な調整ができる分、子宮内膜等の組織を傷つけるリスクが少ない方法です。吸引法はストローのような形をした金属管やプラスチック製のチューブで子宮内にある組織を吸引する方法です。世界保健機関(WHO)は安全性の高さからこの方法を推奨しています。

妊娠22週未満:人工的に陣痛を起こす分娩様式

妊娠12週〜22週未満ではあらかじめ子宮口を開く処置を行なった後、子宮収縮剤で人工的に陣痛を起こし流産する方法です。体に負担がかかるため数日間の入院が必要になります。妊娠12週以後の中絶は役所に死産届を提出し、胎児の埋葬許可証をもらう必要があります。
※当院では12週を超えている中絶手術は行っておりません。

妊娠週数とは?

そもそも妊娠週数とは最終月経開始日が0日となり、0〜6日目が妊娠0週、7〜13日目が妊娠1週となります。ご自身の妊娠週数がわからない場合は以下のページに最終月経開始日と妊娠週数・日時を入力してみてください。

人工妊娠中絶手術費用

人工妊娠中絶手術は自費診療となります

診療時の検査・投薬・処置によって、料金が前後することがあります。

人工妊娠中絶手術

初診料5,000円(税込)【初診料:1,000円 超音波検査:4,000円】
事前検査費【心電図・採血・血液学検査】15,000円(税込)

手動吸引法(MVA)での人工妊娠中絶手術

妊娠10週未満90,000円(税込)
妊娠10週~12週未満113,000円(税込)
麻酔代10,000円(税込)
術前処置無料
術後検診無料
術後薬代無料
※当院では、安全を最優先とし、全例手動吸引方(MVA)で行なっております。