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クラミジア

クラミジア感染症はこんな病気

クラミジアとは、クラミジア・トラコマティス(細菌)が感染して生じる病気のことです。
日本では最も感染者が多く、性器ヘルペスや淋菌感染症などと同様に、5類感染症として性感染症定点医療機関からの報告が義務付けられています。
クラミジア・トラコマティスに感染すると、7〜21日間前後の潜伏期間を経てクラミジアが発症します。

男性がクラミジアに感染した場合、主に発症する症状

  • 精巣上体が腫れる
  • 発熱が生じる
  • 尿道から少量の分泌液が生じる
  • 尿道にかゆみが出る
  • 排尿時に軽度の痛みを感じる

女性がクラミジアに感染した場合、主に発症する症状

  • 不正出血が生じる
  • おりものが増加する
  • 性交時に痛みを感じる
  • 下腹部に痛みを感じる


感染すると、上記の症状が出る場合がありますが、自覚症状がない方も多く存在します。
そのため、気づかないうちに感染し、パートナーなどに病気をうつしてしまうリスクも発生するのです。

クラミジアを放置すると、男性の場合はクラミジア・トラコマティスが精巣上体にまで拡大し、陰嚢が腫れて歩行できなくなるほどの激痛が生じる場合があります。
女性の場合、クラミジア・トラコマティスの感染が子宮へ拡大し、子宮外妊娠や不妊症の原因になる可能性があります。

クラミジア・トラコマティスは人の身体から離れると、数時間で感染力が失われます。
また消毒剤や温度変化、日光や乾燥によって死滅します。

膣内の粘膜と咽頭の粘膜は、クラミジア・トラコマティスが住みやすい環境のため、いずれの粘膜にも感染する可能性があります。
つまり、女性の性器から男性の性器だけでなく、咽頭へ感染する可能性があるのです。

クラミジアの感染者数は2002年頃をピークに、減少傾向にありましたが、近年は少しずつ感染者数が増えています。
最も感染者が多い年代は20〜24歳、ついで25〜29歳となっています。

クラミジアの治療方法は、経口薬を服用することです。
クラミジアの治療後、2週間以上経ってから再検査を行い、陰性となっていることを確認しなければなりません。

クラミジア感染症の原因

クラミジアは、クラミジア・トラコマティスが精液や腟分泌液などを通じて相手の粘膜に付着することで感染します。
セックスやオーラルセックス(クンニリングスやフェラチオ)に加え、キスによってクラミジア・トラコマティスが感染する可能性もあります。
またアナルセックスによって肛門や直腸からも感染する可能性があるため、注意が必要です。

早期発見のポイント

クラミジアに感染すると、男性の場合は、排尿時に軽度の痛みを伴う場合があります。
また、尿道からサラサラした透明、もしくは乳白色の分泌物が現れることもあるでしょう。
一方で女性の場合は、下腹部に痛みが伴い、不正出血やおりものの増量などの症状が出る場合があります。

とはいえ、人によっては症状が全く出ないケースもあり、症状をみて判断するのは難しいため、定期的にクラミジアの検査を受けることをおすすめします。
クラミジアの検査は、主に2つあります。

 ①性器クラミジア検査
  男性の場合は尿の採取、女性の場合は尿または綿棒を使用して膣分泌液を採取し検査を行います。

 ②咽頭クラミジア検査

  生理食塩液(ミネラルウォーターもしくは食塩水)を20〜40ml口に含み、15秒ほどうがいして吐き出した後の液を検査します。

予防の基礎知識

クラミジアの予防方法として最も有効とされるのは、性行為の際にコンドームを使用することです。
性行為の際には必ずコンドームを使用し、感染予防に努めましょう。
また不特定多数の相手と性的な接触を行わないことも重要です。
もし、性行為後に異変を感じたら、速やかに医療機関を受診することをおすすめします。

クラミジアは自然治癒できない性感染症です。
感染に気づかないままセックスやオーラルセックスを繰り返すと、相手の性器や咽頭に病気をうつしてしまう可能性があります。
自分自身はもちろん、大切な人に病気をうつしてしまうことがないよう、普段から予防に関する知識を高め、実践しておくことが大切です。

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