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心筋梗塞

心筋梗塞はこんな病気

心筋梗塞は心臓を動かすための筋肉に酸素を送る血管が詰まってしまい心筋に異常がでる病気です。
部位によっては広範囲に行き渡る血管が詰まってしまい、突然死に至ることもあります。
心臓を動かす筋肉に酸素がいかなくなると、心臓の動きが鈍くなってきます。
この状態が長く続くと心筋が徐々に壊死し、心臓の全身に血液を巡らせるポンプの役割を果たせなくなります。
やがて全身の血流が滞ることで意識消失や呼吸困難になり、死に至ることがあります。

心筋梗塞は日本人の死因第二位になっており、身近な病気と言えます。

発症すると、次の症状が出ます。

  • 突然の激しい胸の痛み
  • 歯や首、肩、腕に痛みが広がる
  • 冷や汗
  • 呼吸困難
  • 吐き気

発症後なるべく早く確実に治療することが大切です。
心筋梗塞を疑われる場合はできるだけ早く詰まっている恐れのある血管を拡げるための硝酸剤と、血栓ができないようにするために抗血小板薬が投与されます。
激しい痛みも伴うため、酸素の投与や医療用麻薬(モルヒネ)も投与することがあります。

心筋梗塞発症から12時間以内であれば、再灌流療法を行う場合もあります。
再灌流療法とは閉塞した血管を再び開通させる治療法のことです。
薬剤を血管を詰まらせ心筋梗塞を引き起こしている血栓を溶かしたり、カテーテル治療という細い管を太い動脈から挿入し心臓の詰まった血管まで移動させ、風船のように膨らませ、血管を太くします。
カテーテル治療ができない場合は手術をします。

心筋梗塞の原因

心筋梗塞の原因は冠動脈の動脈硬化です。
動脈硬化とは動脈の弾力がなくなり、血管が硬くなっている状態です。
動脈は心臓から出た血液を全身に送り届ける血管で、本来であれば弾力性があり柔らかな血管でできています。
しかし高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病により血管の内壁が傷ついてしまい、弾力を失い硬くなってしまいます。
また、動脈硬化が進むと血管がもろくなり、破れやすくなります。

早期発見のポイント

以下に思い当たる項目がある方は一度病院で診てもらいましょう。

  • 最近呼吸困難や息切れを感じる
  • 最近意識を失った
  • 最近胸の痛みや圧迫感を感じる
  • 肩や背中に痛みを感じる
  • 左腕に痛みを感じることがある
  • 不整脈がある
  • 健診で生活習慣病(高血圧・高脂血症・高血糖)を指摘された
  • 喫煙者
  • 狭心症を患っており、処方されているニトログリセリン等を服用してもすぐに症状が現れたり、発作がすぐ起こる

特に息苦しさや胸に強い痛みを感じた場合は夜中でも我慢せずすぐ病院にいきましょう。
病院では心電図検査や血液検査、心臓超音波検査、冠動脈造影検査をします。

予防の基礎知識

心筋梗塞は上述の通り、生活習慣病により血管が傷つくことで起こります。
塩分・糖分・脂質のとりすぎないようにしましょう。
また、適度に運動し、運動不足にならないよう意識しましょう。
運動といってもランニングなどハードなものから始めようとすると続かなかったり、心臓や膝の負担になるため、少し散歩をしてみたり、一駅分歩くなどできることから始めてみましょう。

一度心筋梗塞になったことがある方は非発症者に比べて4〜6倍再発率が高いと言われており、再発しないように二次予防することが大切です。
生活習慣の改善や、薬を服用することでリスクを下げることができます。

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