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甲状腺・内分泌疾患

甲状腺・内分泌疾患はこんな病気

甲状腺は首の前方真ん中にあり、のどぼとけのすぐ下にあります。
蝶のはねのような形をしており、気管に張り付いています。
女性の甲状腺は男性のより大きく、より高い位置にあります。
甲状腺で甲状腺ホルモンを作ります。
甲状腺ホルモンが通常一定のバランスを保たれていますが、分泌が過剰になったり、
分泌が不足することにより全身に様々な症状が現れます。
女性の方が男性より甲状腺疾患になりやすいです。

甲状腺ホルモンが過剰過ぎる疾患として知られているのがバセドウ病です。
バセドウ病になると、以下の症状が現れます。

  • 疲れやすい
  • 汗をかきやすい
  • イライラする
  • 動悸、息切れ
  • 目が飛び出して見える
  • 手や指が震える
  • 月経の回数が減る
  • 筋力の低下
  • 軟便
  • 甲状腺が腫れる
  • 体重減少

甲状腺ホルモンが不足する疾患として知られているのが橋本病です。
橋本病になると以下の症状が現れます。

  • 疲れやすい
  • 寒がり
  • 体重増加
  • 眠気
  • 筋力の低下
  • 動作が遅い
  • 月経が来ない
  • 便秘
  • 息切れ
  • まぶたが腫れる
  • 甲状腺が腫れる

甲状腺ホルモンの疾患は特に20〜40歳の女性に多く見られ、男性の5倍もの患者数です。

甲状腺が過剰な場合の治療法は抗甲状腺剤を使い、甲状腺ホルモンの合成を抑制します。
また、ヨウ素の入ったカプセルを服用することで、甲状腺ホルモンの分泌を減らします。
それでも改善されない場合は手術により一部又は全部切除します。
ただし全部切除すると必要な分の甲状腺ホルモンも足りなくなりますので、補う必要があります。

甲状腺が不足している場合の治療法は、不足している分を甲状腺ホルモン剤によって補います。

甲状腺・内分泌疾患の原因

バセドウ病、橋本病ともに自己免疫疾患の一つです。
免疫は体内の警備員のようなもので、外部から体内に侵入してきた細胞やウイルスを攻撃排除し、体内の健康を保っています。
自己免疫疾患は免疫(警備員)が異常をきたし、体内にある正常な器官を異物と誤認し、攻撃してしまうことです。

バセドウ病、橋本病ともに成人女性の10人に1人が発症しており、異常攻撃され、ホルモンが過剰に分泌される、もしくは不足してしまいます。

早期発見のポイント

上記の症状に思い当たる節のある方は一度病院で診てもらいましょう。
病院では血液検査をします。甲状腺ホルモン値やTSH値の測定、TSH受容体抗体の有無を確認します。
また、超音波検査をすることで甲状腺の大きさやしこりの有無、血流などを確認することもあります。

放置すると心疾患、心筋梗塞や狭心症、心不全、中枢神経系の機能障害や骨粗しょう症を引き起こすリスクが高くなります。

予防の基礎知識

バセドウ病は原因がわかっていないため、特別な予防法はありません。

橋本病はヨウ素を多く含む食品に気を付けなければなりません。
ヨウ素の多い食品はのり、昆布、もずく、寒天、ひじきなどが挙げられます。

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