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胃十二指腸潰瘍

胃十二指腸潰瘍はこんな病気

胃十二指腸潰瘍とは胃や十二指腸に潰瘍ができることを言います。
原因はいろいろありますが、主にピロリ菌の感染や、ストレスなどが挙げられます。

感染すると、次の症状が出ます。

  • 腹痛
  • 黒い便
  • 吐血
  • 胃もたれ
  • 食欲不振
  • 胸やけ
  • みぞおち付近の痛み

自覚して来院される方の中で最も多い症状はみぞおちの痛みです。
胃潰瘍は食後3〜4時間で痛みを感じ、十二指腸潰瘍は食前、特に早朝の空腹時に痛みを感じることが多いです。
自覚症状のない方もいます。

潰瘍が進行すると出血し吐血したり、血が消化管を通過して便に混じって排出されます。
その際の便は黒いものでタール便と言われます。出血が起こっている時は痛みを感じないので、タール便を見た時は検査が必要といえます。
ピロリ菌は胃酸の分泌を過剰にしたり、胃の粘膜を傷つけると言われており、十二指腸潰瘍患者のうち97%以上がピロリ菌に感染していると言われています。

十二指腸潰瘍の合併症の中で最も重大なのが穿孔性潰瘍です。
十二指腸に穴が開くと強烈な痛みがあり、緊急手術が必要です。

出血がなければ内服薬による治療が可能です。
胃酸の分泌を抑制するお薬、胃の粘膜を保護するお薬です。
ピロリ菌がある場合は除去も同時に進められます。

万が一緊急対応が必要な出血がある場合は胃カメラを用いて内視鏡治療を行い、先に止血します。

胃十二指腸潰瘍の原因

胃十二指腸潰瘍は過度な胃酸の分泌より粘液がに障害をきたします。
ピロリ菌は特に重要な細菌とされており、ウレアーゼと言われる物質を生成し、強酸性の環境でも胃内で生き延びることが可能です。

非ステロイド系の抗炎症薬も原因になります。
腰痛や頭痛など痛み止めにも使われるお薬の副作用として発症します。

その他暴飲暴食やストレス、喫煙なども原因の一つです。
胃、十二指腸は食べたものが溜まり消化する場所のため、暴飲暴食は負担となります。

早期発見のポイント

定期的に内視鏡(胃カメラ)で診察してもらうのが大切です。
X線でわからないような粘膜の状態などを直接確認できます。
ピロリ菌の検査も同時にできますのでより確実な結果を得られます。
もし痛み伴う検査はなるべく避けたいという場合は医師にご相談ください。
麻酔をしたり、痛みの少ない鼻からの検査も可能です。

予防の基礎知識

最大の予防方法はピロリ菌の除去です。
ピロリ菌を除去することで十二指腸潰瘍の発症率がかなり抑えられることが判明しています。
十二指腸潰瘍のみならず、胃潰瘍や胃がんの予防にもつながります。

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