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メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームはこんな病気

メタボリックシンドロームはメタボとも略され、過食や運動不足による肥満で、高血圧や高血糖、脂質異常症などの生活習慣病になりやすい状態です。
厳密には病気ではありませんが、命に関わる脳梗塞や心筋梗塞など動脈硬化のリスクを高めることがわかっています。
日本では、内臓脂肪肥満、高血圧、高血糖、脂質異常が組み合わされることで診断されます。
男性の30歳以上の約25%が、女性の60歳以上の10%以上がメタボリックシンドロームと診断されています。
内臓に脂肪が溜まっている内臓脂肪型肥満の方は、遊離脂肪酸などの悪玉物質が放出されます。

メタボリックシンドロームは病気ではないため、特有の症状はありません。
しかし、肥満状態が続くと以下の病気を引き起こすリスクが高くなります。

  • 脳出血
  • 脳梗塞
  • 心筋梗塞
  • 動脈硬化
  • 大動脈解離
  • 大動脈瘤破裂


上記はいずれも突然死の原因となり、重篤な病気です。

メタボリックシンドロームとよく似た肥満症がありますが、腹囲から内臓脂肪があり、高血圧・高血糖・脂質異常のうち2つ異常がある場合はメタボリックシンドロームとされます。
一方肥満症は、BMIが25以上あり、かつ肥満が原因となるⅡ型糖尿病などの健康障害が一つでもある状態を指します。

一般の方と比較すると、Ⅱ型糖尿病になるリスク、心疾患になるリスク、共に3倍になると言われています。
また、睡眠時無呼吸症候群や非アルコール性脂肪肝、腎臓病になるリスクも高まります。

メタボリックシンドロームの原因

メタボリックシンドロームは、長期にわたる生活習慣の乱れが主な原因と考えられます。
適正なカロリー以上の食事、塩分・脂質・糖質の摂りすぎなどが原因につながります。
また、運動不足、喫煙、過度なアルコール摂取なども注意が必要です。
最近デスクワークが増え、パソコンの前に座り続ける時間が長い方が増えており、気付かないうちに運動不足になりがちです。
生活習慣を改善するだけでメタボリックシンドロームのみならず、さまざまな病気を防ぐことができます。

早期発見のポイント

診断には以下の条件があります。

≪必須条件:ウエスト周囲が男性85㎝以上・女性90㎝以上≫

【下記①~③のうち2項目以上当てはまる】
 ①高血圧(収縮期血圧130mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上)
 ②高血糖(空腹時血統110mg/dl以上)
 ③脂質異常(中性脂肪150mg/dl以上またはHDLコレステロール40mg/dl未満)

ご自身でもウエストラインの増加や健康診断で異常数値があるなど思い当たる点があれば一度医師に相談してみるのをおすすめします。

予防の基礎知識

食生活を改めることが大切です。
お腹いっぱいまで食べず腹8分目で抑え、よく噛んで食べましょう。
食物繊維や栄養豊富な野菜や果物を多く摂り、塩分の多いものや油っこいものは控えましょう。

また、一駅分歩く、移動時はなるべく階段を使うなどして日頃から運動する習慣をつけましょう。
デスクワークの方は特に注意が必要です。意識的に運動することが重要となってきます。

喫煙や過度な飲酒も生活習慣病に直結します。
少しずつストレスにならない範囲からできることを意識して改善していくことが大切です。
もし禁煙がうまくできない方は医学の力を借りて改善していくのも一つの手です。
禁煙外来で一度診てもらいましょう。

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