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月経困難症の原因と3大婦人科疾患|症状・治療法をわかりやすく解説

2025.06.04

【大阪/梅田】大阪駅前の総合内科クリニック|西梅田シティクリニックがお届けする健康情報。
是非、みなさまの健康管理にお役立てください。

腹痛の女性

月経時の強い腹痛や腰痛、吐き気や下痢などで日常生活に支障をきたす「月経困難症」。
その背景には「子宮腺筋症」「子宮内膜症」「子宮筋腫」といった3大婦人科疾患が潜んでいることがあります。
本記事では、月経困難症の基礎知識と3大婦人科疾患の特徴、症状、治療法について詳しく解説します。当てはまる症状がある方は、早めの受診を検討しましょう。

月経困難症とは

月経困難症とは、月経に伴って強い痛みや不調が現れる状態を指します。症状には腹痛、腰痛、吐き気、頭痛、下痢、いらいらなどがあり、学業や仕事に影響を及ぼすことも少なくありません。

月経困難症には次の2種類があります。

  • 機能性月経困難症:明らかな病気がなく、ホルモンバランスや子宮の収縮が原因となるもの
  • 器質性月経困難症:子宮腺筋症や子宮内膜症、子宮筋腫といった病気が原因となるもの

特に器質性の場合は、背景に疾患が隠れているため医療機関での診断が重要です。

3大婦人科疾患とその特徴

子宮腺筋症

子宮腺筋症とは、子宮筋層の中に子宮内膜組織が入り込み、子宮が厚く腫れる病気です。子宮全体に広がる「びまん型」と、部分的に発生する「限局型」があります。

症状

  • 強い月経痛
  • 月経過多
  • 貧血
  • 月経終了後も痛みが続く

治療法

軽度であれば経過観察で済むこともあります。症状が強い場合には以下の治療が行われます。

  • 薬物療法:鎮痛剤、ホルモン療法、鉄剤など
  • 手術療法:子宮摘出術が根治的治療となりますが、卵巣は温存されることも多い

子宮内膜症

子宮内膜症

子宮内膜症とは、本来は子宮内にあるべき子宮内膜が、卵巣や骨盤腹膜などの子宮外に発生する病気です。出血や炎症を繰り返し、癒着を起こすこともあります。

症状

  • 強い月経痛、腰痛、下腹部痛
  • 排便痛、性交痛
  • 不妊の原因になることもある

治療法

治療方針は症状の程度や妊娠の希望によって決まります。

  • 薬物療法(ホルモン療法など)が基本
  • 卵巣チョコレート嚢胞や深部病変では手術が必要になることもある

子宮筋腫

子宮筋腫とは、子宮の平滑筋から発生する良性腫瘍で、30〜50代女性の約3割にみられます。発生部位によって以下に分類されます。

  • 筋層内筋腫
  • 漿膜下筋腫
  • 粘膜下筋腫

筋腫は女性ホルモンの影響で大きくなりますが、閉経後は縮小傾向にあります。悪性化はまれですが、子宮肉腫との鑑別が必要です。

症状

  • 月経量増加や血の塊
  • 貧血
  • 腰痛や下腹部痛
  • 頻尿や便秘
  • 不妊・流産の原因になることもある

治療法

症状が軽ければ経過観察でよい場合もありますが、以下の場合は治療対象となります。

  • 強い月経痛や貧血
  • 腫瘍の急速な増大
  • 不妊や流産の繰り返し

治療法は薬物療法に加え、以下の手術が選択されます。

  • 子宮筋腫核出術
  • 子宮動脈塞栓術(UAE)
  • 子宮摘出術(根治的治療)

放置せず受診が必要な症状

3大婦人科疾患はいずれも良性ですが、進行すると生活の質を大きく下げ、不妊や合併症につながることがあります。
特に以下の症状がある場合は早めの受診をおすすめします。

  • 強い腹痛や腰痛が続く
  • 月経量が異常に多い、血の塊が出る
  • 貧血症状(息切れ、動悸、疲労感)がある
  • 排便痛や性交痛がある
  • 不妊や流産を繰り返す

月経困難症の背後には「子宮腺筋症」「子宮内膜症」「子宮筋腫」が隠れている場合があります。
いずれも早期発見・治療により症状の改善や重症化の予防が可能です。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関で相談してください。

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