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男性不妊

男性不妊とは

男性不妊とは、子どもを望むカップルで男性側に妊娠しにくい原因がある状態を指します。
実際には不妊症の原因の約半数には男性因子が関わっています。
妊娠は精子と卵子が受精することで成立します。
通常、射精された多くの精子のうち1つが卵子と受精します。
しかし、精子の数や運動力が不足していると卵子まで届かず自然妊娠が難しくなります。

男性不妊の症状

男性不妊そのものに特有の自覚症状はほとんどありません。
性生活に問題がなく見た目も健康であっても、実際には精子の数や働きに異常がある場合も多く、子どもを望んで初めて気付くケースが一般的です。
ただし、原因によっては症状が現れることもあります。
また、ホルモン分泌の異常がある場合には性欲の低下や勃起不全(ED)を招いたり、正常に射精できないなどの症状を伴ったりすることもあります。

男性不妊の原因

男性不妊は、精子を「作る機能」から「運ぶ仕組み」まで様々な段階の問題によって起こります。
その主な原因は以下の通りです。

造精機能障害

精巣で精子を十分に作れない状態です。精子の数が極端に少ない、またはほとんど作られない状態などを指します。
なかでも精索静脈瘤は男性不妊の約30~40%を占める頻度の高い原因です。
精索静脈瘤があると精巣の温度が上がり、精子の生成に悪影響が生じます。
男性不妊の約80%は精子を作る機能の異常によるもので、その半数以上は原因不明とされています。

精路通過障害

精子の通り道がふさがったり狭くなったりして、せっかく作られた精子が体外に放出されない状態です。
先天的な精管の欠損や炎症、過去の手術などにより精路が閉塞してしまい、精液中に精子が見られなくなります。
精路通過障害では精巣自体は機能しており精子は作られていますが、射精時に精液に精子が出ないため、自然妊娠は困難です。

性機能障害

性交そのものがうまく行えない場合です。
代表的なのが勃起不全(ED)で、心理的ストレスや糖尿病など体の病気、加齢など様々な原因で十分な勃起が得られなくなります。
また、射精がうまくいかない障害も含まれます。
性機能の問題があると射出された精子を女性の体内に届けることができず、不妊の原因となります。

その他の要因

上記に当てはまらない要因として、生活習慣や体調の影響も指摘されています。
喫煙、過度の飲酒、肥満や運動不足、偏った食生活は精子の質を低下させる要因となりえます。
強いストレスも男性ホルモンの分泌に影響し、精子形成力の低下につながることがあります。
男性ホルモンの異常も不妊の一因となります。
また、高温環境にさらされることも精子産生に悪影響を及ぼします。

男性不妊の治療

男性不妊の治療法は原因に合わせて選択されます。
まずは基本的な健康管理や生活習慣の改善が重要です。
その上で、必要に応じて薬物による治療、外科的手術、さらに場合によっては生殖補助医療が行われます。

  1. 生活習慣の改善
    喫煙や過度の飲酒を控え、バランスの良い食事と適度な運動を心がけます。
    十分な睡眠をとりストレスを減らすことも大切です。
    また、精巣を長時間高温にさらさないように気をつけます。
    こうした生活習慣の見直しによって精子の状態が改善し、妊娠につながるケースもあります。
  2. 薬物療法
    ホルモン分泌に問題がある場合には、不足しているホルモンを補充する治療が行われます。
    勃起不全がある場合には、ED治療薬の内服で勃起機能を改善します。
    漢方薬やビタミン剤が併用されることもあります。
  3. 手術療法
    精索静脈瘤が原因の場合、精索静脈瘤手術によって精巣の血流異常を改善します。
    精路通過障害に対しては、詰まった精路を手術でつなぎ直し、精子の通り道を回復させます。
  4. 生殖補助医療
    自然妊娠が難しい場合、体外受精などの生殖補助医療が検討されます。
    軽度の場合は人工授精を行い、重度の場合は体外受精や顕微授精で受精を試みます。

早期発見のポイント

男性不妊は見過ごされやすい問題ですが、早めに検査を受けることで原因に応じた対策がとれます。
主な検査には以下のようなものがあります。

  1. 精液検査
    男性不妊の検査で最も基本となる検査です。
    射精した精液を採取し、精液の量、精子の数・濃度、運動率、精子の形態異常の有無などを分析します。
  2. ホルモン検査
    血液検査により、生殖機能に関わるホルモン値を測定します。
    テストステロンやFSH、LHなどのホルモン値を測定し、ホルモン異常の有無を調べます。
  3. 超音波検査
    陰嚢や精巣の超音波検査を行い、精巣の大きさや内部構造、精索静脈瘤の有無などを観察します。


一般に避妊せず性生活を送り1年間妊娠しなければ不妊症が疑われ、その時点で男女とも検査を受けることが勧められます。
また、性機能の異常や精巣に関わる病歴がある場合は、できるだけ早めに専門医に相談しましょう。

予防の基礎知識

男性不妊を完全に防ぐ確実な方法はありませんが、日頃の心がけでリスクを下げることが期待できます。
次のようなポイントに注意しましょう。

  • 生活習慣の改善
    若いうちから健康的な生活を送ることが、将来の生殖能力の維持につながります。
    栄養バランスの良い食事と適度な運動を習慣づけ、適正体重を保つようにしましょう。
    喫煙や過度の飲酒は精子に悪影響を与えるため控えましょう。
  • 精巣を冷やす習慣
    陰嚢を締め付けるきつい下着やズボンは避け、陰嚢を涼しく保つようにします。
    長時間の入浴やサウナも控え、精巣を過度な熱にさらさない習慣をつけましょう。
  • ストレス管理
    過度なストレスはホルモンバランスを乱し、性機能にも悪影響を与えます。
    適度に休養を取り、趣味や運動で気分転換を図るなどストレスを溜め込まないようにしましょう。
    必要に応じて専門家に相談し、心身の健康を保つようにしましょう。
  • 早期検診の重要性
    将来子どもを望むなら、早めに一度精液検査を受けてみるのも有効です。
    異常が見つかれば早期に対策できます。
    また、睾丸の腫れや痛みなど異常を感じたら早めに受診し、治療しましょう。

男性不妊は決して珍しいことではなく、適切な検査と治療で改善できる場合も多いです。
夫婦で協力し、早めに専門医に相談することで妊娠の可能性を高めることができます。

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