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2月は1年で最も寒い時期!寒い冬をどう乗り越える?冷え性を改善するために

【大阪/梅田】大阪駅前の総合内科クリニック|西梅田シティクリニックがお届けする健康情報。
是非、みなさまの健康管理にお役立てください。

寒さが厳しい2月。
冷たい風が吹き荒れるこの季節、手足の冷えに悩む方も多いのではないでしょうか?

日本では「冷え性」に悩む方が多く、特に女性の8割以上が冷えを感じていると言われています。
冷え性は単に不快なだけでなく、放置しておくと体に様々な影響を及ぼす可能性があります。

本コラムでは、冷え性の原因、体への影響、改善のための生活習慣、そして冷え性に良い食材などを分かりやすくご紹介します。
自分の冷え性度をチェックして、今すぐ実践できる対策を始めましょう!

冷え性の原因とは?

冷え性は、体の一部(特に手や足などの末端部分)が異常に冷たく感じる状態のことを指します。
その主な原因には以下のようなものがあります。

血行不良

体内で血液がうまく循環しないと、手足の末端まで十分な熱が届かず冷えを感じやすくなります。
血行不良は、運動不足やストレス、長時間の同じ姿勢が原因で起こりがちです。

自律神経の乱れ

自律神経は体温調節を司る役割を果たしていますが、ストレスや不規則な生活で乱れると、体が冷えやすくなります。

筋肉量の不足

筋肉は体を温めるための熱を生み出します。
特に女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、冷え性になりやすい傾向があります。

ホルモンバランスの乱れ

女性特有の月経周期や更年期によるホルモンの変化も冷え性の一因とされています。

         

体が冷えるとなぜよくないの?

冷えは単に寒さを感じるだけの不快感ではありません。

身体が冷えてしまって放置していると、以下のような影響を体に及ぼす可能性があります。

免疫力の低下

体温が1℃下がると、免疫力が30%も低下すると言われています。
その結果、風邪インフルエンザにかかりやすくなる可能性があります。

内臓の機能低下

体が冷えると内臓の働きも鈍くなり、消化不良や便秘、代謝低下などが起こることがあります。

女性特有の健康トラブル

冷えが続くと、月経不順不妊症など、女性特有の健康トラブルを引き起こすことがあります。

むくみや肌トラブル

血行不良により肌に十分な栄養が行き届かなくなるため、くすみや乾燥肌を引き起こしやすくなります。

体を冷やさないことは、美容や健康を維持する上でとても大切です。

あなたの冷え性度をチェック!

自分の冷え性度を簡単にチェックしてみましょう。
以下の質問に当てはまる数を数えてみてください。

  • 手足がいつも冷たいと感じる
  • 冬場は靴下を履いて寝ないと眠れない
  • 長時間座っていると体が冷たくなる
  • 温かい飲み物よりも冷たい飲み物を好む
  • 運動習慣がほとんどない
  • 疲れやすく、肩こりや腰痛がある
  • ストレスを感じることが多い
  • お風呂はシャワーで済ませることが多い

結果

 0〜2個 : 冷え性ではないようです。今の習慣を続けましょう。  

 3〜5個 : 軽度の冷え性。改善のための生活習慣を取り入れると良いでしょう。  

 6個以上 : 冷え性の可能性が高いです。積極的な対策が必要です!

日常の生活習慣で冷えを改善するためにはどうする?

冷え性を改善するためには、日々の生活習慣を見直すことが大切となります。

1.適度な運動を取り入れる

ウォーキングやストレッチ、ヨガなど軽い運動を習慣にすると、血流が良くなり冷えの改善に繋がります。

2.体を温める入浴を心がける

シャワーだけで済ませず、湯船にゆっくり浸かることが大切です。
38~40℃のぬるめのお湯に10〜15分ほど入るのが効果的です。

3.服装に工夫をする

特に首、手首、足首の「三首」を温めることで、体全体が冷えにくくなります。

4.規則正しい生活を送る

睡眠不足や不規則な生活は自律神経を乱す原因になるため、生活リズムを整えることも冷え性改善に繋がります。

5.ストレスを溜めない

ストレスが溜まると血流が悪くなるため、リラックスする時間を大切にしましょう。

体を温める食材と冷やす食材とは?

冷え性改善には、食生活の見直しも欠かせません。
特に「体を温める食材」と「冷やす食材」を知っておくことが大切です。

体を温める食材

以下の食材は体内で熱を作り出し、体を温める効果があります。

冷え性の方は意識して取り入れましょう。

根菜類にんじん、大根、ごぼう、レンコンなど
香辛料しょうが、シナモン、唐辛子など
発酵食品味噌、納豆、キムチ、ヨーグルトなど
動物性食品鶏肉、牛肉、卵など
飲み物ホットティー、しょうが湯、ほうじ茶など

体を冷やす食材

以下の食材は、特に冬場には控えめにするのがおすすめです。

夏野菜きゅうり、トマト、ナス、レタスなど
南国フルーツバナナ、パイナップル、マンゴーなど
冷たい飲み物氷の入った飲み物や冷たいアルコール類

冷え性は、日々の生活習慣や食生活を見直すことで改善が期待できます

温かい体で過ごす冬は、心も体も元気になります!

寒い冬を乗り越えるために、今回ご紹介したポイントを実践し、体を温める工夫を取り入れてみてください。