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季節の変わり目に注意!秋に起こりやすい自律神経の乱れとは?

2025.11.12

【大阪/梅田】大阪駅前の総合内科クリニック|西梅田シティクリニックがお届けする健康情報。
是非、みなさまの健康管理にお役立てください。

季節の変わり目に注意!秋に起こりやすい自律神経の乱れとは?

朝夕の風が涼しくなり、季節の移ろいを感じる秋。
過ごしやすくなる一方で、「なんだか体がだるい」「眠っても疲れがとれない」「気分が落ち込みやすい」などの不調を感じる方も多い時期です。

その原因のひとつとして注目されているのが、“自律神経の乱れ”
特に秋は、気温・気圧・日照などの変化が激しく、自律神経にとって負担が大きい季節です。

この記事では、秋に自律神経が乱れやすくなる理由とその対策について、医療的な視点から丁寧に解説します。

秋に体調を崩しやすいのはなぜ?季節と自律神経の関係

自律神経ってどんな働きをしているの?

自律神経とは、呼吸・心拍・血圧・体温・消化・排泄・免疫反応など、私たちの体の基本的な機能を無意識のうちに調整してくれる神経です。
「交感神経」と「副交感神経」の2つがバランスを取りながら働いています。

  • 交感神経:日中や緊張時に優位になり、心拍数や血圧を上げ、身体を“活動モード”に。
  • 副交感神経:夜間やリラックス時に優位になり、胃腸の働きを促し、身体を“休息モード”に。

この2つがシーソーのように切り替わることで、心身は健やかな状態を保っています。

秋に起こる「寒暖差ストレス」とは

秋は、一日の中で気温差が激しくなる季節です。
例えば、朝は15℃、昼は25℃を超える日もあり、体は温度差に適応しようとフル稼働することになります。

この温度調整に関わるのが自律神経。
頻繁な切り替えを強いられるとオーバーワーク状態になり、倦怠感・頭痛めまい・肩こりといった不調を引き起こします。
とくに、冷え性の方や高齢者、小児は体温調節機能が弱いため影響を受けやすいです。

夏の疲れが“秋の不調”として現れる理由

「秋バテ」という言葉を聞いたことがありますか?
夏に受けたダメージ(睡眠不足、冷房による冷え、脱水、栄養不足など)は、秋になって気温が下がり始めた頃に表面化しやすくなります。

とくに、以下のような方は注意が必要です。

  • クーラーの効いた環境で長時間過ごしていた人
  • 冷たい飲み物や食事ばかり摂っていた人
  • 屋外での活動が多く、強い紫外線を浴びていた人

これらの生活習慣が自律神経を弱らせ、秋になって疲労感や気分の不調として現れるのです。

自律神経が乱れるとどうなる?代表的な症状

自律神経のバランスが乱れると、さまざまな症状が心身に現れます。
特徴的なのは、「なんとなく調子が悪い」「原因がはっきりしないけれど、つらい」という状態です。

よく見られる身体的な症状

  • 慢性的な疲労感、だるさ
  • めまい、立ちくらみ、ふらつき
  • 頭痛や耳鳴り
  • 胃のもたれ、便秘下痢などの胃腸トラブル
  • 冷え、のぼせ、発汗異常
  • 動悸や息苦しさ

とくに女性では「PMS(月経前症候群)」の症状が悪化したり、更年期障害と重なって感じられることもあります。

精神面に現れるサイン

  • 不安感、焦燥感
  • イライラしやすい
  • 気分の落ち込みや無気力
  • 集中力や記憶力の低下

季節性のうつ(SAD=季節性情動障害)に近い症状が出る人もいます。
特に日照不足はセロトニンの生成低下を招き、心の安定を損なう要因になります。

秋特有の原因とは?

朝晩の気温差が体に与える影響

急激な気温差は、体の温度調節中枢を混乱させます。
寒暖差が激しいほど、交感神経と副交感神経の切り替えが頻繁に起こり、自律神経が疲弊します。

その結果、以下のような反応が起きやすくなります。

  • 末梢血管の収縮 → 手足の冷え
  • 筋肉の緊張 → 肩こり・頭痛
  • 血圧の変動 → めまい・倦怠感

温度調整がうまくいかないと免疫機能も低下し、風邪や感染症にもかかりやすくなります。

空気の乾燥が引き起こす不調とは

秋は空気が乾燥し始める季節。
肌荒れや喉の乾燥、目のかすみなどが増えるだけでなく、乾燥によりウイルスが繁殖しやすくなります。
これが体にストレスを与え、自律神経を乱す一因になります。

また、乾燥によって睡眠の質が下がる人も多く、夜中に喉が渇いて目が覚めたり、呼吸が浅くなってしまうケースもあります。

日照時間の減少が心に与える影響

秋になると日が短くなり、太陽を浴びる時間が自然と減っていきます。
太陽の光を浴びることは、体内時計のリセットや、セロトニン(幸せホルモン)・メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌に不可欠です。

日照不足によってセロトニンの生成が低下すると、

  • 気分が落ち込みやすくなる
  • イライラが増す
  • 睡眠のリズムが乱れる

といった影響が出てきます。
特に、テレワークや夜型生活をしている方は要注意です。

日常生活でできる自律神経の整え方

睡眠の質を上げてリズムを整える

質の良い睡眠は、自律神経の回復に欠かせません。
次のような習慣を意識してみましょう。

  • 毎日同じ時間に寝起きする
  • 寝る1〜2時間前はスマホやPCの画面を見ない
  • 就寝前は照明を暖色系にし、音も静かに

また、ぬるめ(38〜40℃)のお風呂にゆっくり浸かることで副交感神経が優位になり、リラックスした状態で眠りにつきやすくなります。

食生活で整える自律神経のバランス

腸内環境と自律神経には密接な関係があります。
バランスのよい食事で腸を整えることは、間接的にメンタルヘルスにも良い影響を与えます。

  • 発酵食品(納豆、ヨーグルト、味噌など)
  • ビタミンB群(豚肉、豆類、緑黄色野菜)
  • トリプトファンを含む食品(大豆製品、乳製品、卵、バナナ)

また、規則正しい食事のタイミングも、自律神経のリズムを整える重要な要素です。

簡単にできる!深呼吸とストレッチ習慣

呼吸が浅くなると交感神経が優位になりやすくなります。
日常生活の中で意識的に「深くゆっくりとした呼吸」を取り入れると、副交感神経が優位になりリラックスできます。

ストレッチは筋肉の緊張をほぐし、血流改善にも効果的。
おすすめは以下のような簡単な運動です。

  • 肩甲骨を大きく回す
  • 首をゆっくり回す
  • 太ももやふくらはぎを伸ばす

1日5分からで十分。
毎日の習慣にしましょう。

こんな不調が続くなら受診を検討して

「季節の変わり目だから仕方ない」と思っている不調でも、長く続く場合は放置せず、医療機関に相談することが大切です。

特に以下のような症状がある場合は要注意です。

  • 体が重くて日常生活に支障を感じる
  • 気分の落ち込みが1週間以上続いている
  • 夜眠れない日が続き、日中の集中力が落ちている
  • 何をしても気分が晴れず、不安感が増している

医療機関では、血液検査やホルモン検査、生活習慣のヒアリングなどを通じて、他の病気が原因ではないかを調べながら、適切なアドバイスや治療を受けることができます。

まとめ:秋は“自律神経ケア”を意識する季節

秋は、気温・湿度・日照など環境が大きく変わる季節です。
自律神経にとっては最もストレスフルな時期でもあります。

日々のちょっとした意識(生活リズム、食事、呼吸、睡眠)が、自律神経のバランスを整える鍵になります。

「最近ちょっと疲れやすい」「気分が晴れない」と感じたら、まずは体と心のサインに耳を傾けて。
無理をせず、心と体をやさしくいたわりながら、健やかな秋を過ごしましょう。

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