【インフルエンザ増加中】年内ピークの恐れ|予防接種の効果と今すぐ打つ理由
【大阪/梅田】大阪駅前の総合内科クリニック|西梅田シティクリニックがお届けする健康情報。
是非、みなさまの健康管理にお役立てください。

インフルエンザ感染者が「8週連続」で増加し、今季は例年より早い流行が予想されます。
厚労省集計(第41週:10/6〜12)では全国の定点当たり2.36人、総数9,074人。前週の1.56人から約1.5倍へ急増しました。
通常は11月中旬〜下旬に接種を始める方が多いですが、今年は10月中旬から増え始めており、前倒しのワクチン接種がおすすめです。
いま何が起きている?
・全国:10月第2週時点で8週連続増加。31都道府県で「流行目安(定点1.0)」超。沖縄14.38、東京4.76と都市部でも上昇。
・大阪:第38週(9/15〜)に定点1.05で流行期入り。府内複数ブロックで上昇傾向が確認されています。
・東京:都の週報(10/16更新)でもシーズン序盤から右肩上がり。学校・施設の集団発生も累計で増加しています。
今年のポイント(受診・接種について)
- 例年のピークは「1〜2月」ですが、今季は年内(12月)に山が来る可能性。忘年会・会食・旅行など人の移動と密集が増えるほど、拡大の追い風になります。
- 接種タイミング:免疫が十分つくまで約2週間。10月〜11月上旬の接種で「年末の会食シーズン」に間に合います。
- 接種の意義:発症そのものをゼロにはできないものの、重症化・入院リスクの低減に明確な効果があります。高齢者、基礎疾患のある方、妊娠中の方、園校・医療介護・接客など多くの人と接する職種は特に推奨。自治体助成の対象年齢も確認を。
こんな方は「前倒し接種」を
・年内に受験・出張・旅行・イベントがある
・家族に乳幼児や高齢者、妊娠中の方がいる
・忘年会など会食機会が増える/人と接する仕事が多い
予防の基本
- 手洗い
- 咳エチケット
- 混雑場面でのマスク
- 室内の換気と加湿
- 十分な睡眠
少しでも体調が悪いなと思った時は無理せず早めに受診をしましょう。
インフルエンザの初期症状チェック
- 喉のイガイガ、乾燥感
- 悪寒(ゾクゾクする)、寒気
- 突然の発熱(半日〜1日で38℃以上になりやすい)
- 全身のだるさ、関節痛、筋肉痛
- 頭痛、目の奥の痛み
- 咳、のどの痛み、鼻水・鼻づまり
- 子どもで多い症状:嘔吐・下痢、ぐったり、機嫌不良
風邪との違いの目安
- 風邪:のど・鼻症状が先行し、熱はあっても微熱〜37℃台が多い
- インフルエンザ:前ぶれ少なく急に高熱と全身症状(強い倦怠感・筋肉痛)が出やすい
よくある質問
Q. ワクチンを打ってもインフルエンザにかかる?
A. 罹患を完全には防げませんが、発熱日数の短縮や入院・重症化の抑制が期待できます。家族内・職場内への二次感染を抑える効果が期待できます。
Q. いつまでに打てばいい?
A. 「接種から2週間」で効果が立ち上がるため、流行が強まる前の10〜11月上旬が目安です。今季は感染者の増加が早いので前倒しがおすすめです。
当院でのインフルエンザ予防接種(西梅田シティクリニック)
【接種期間】令和7年10月1日スタート
オンライン予約の場合事前決済になりますので、ご予約してご来院いただきますと、ワクチン接種後に会計を待たずにご帰宅いただけます。
【費用】
一般(自費3,000円):13歳以上64歳以下の方
参考文系
・インフルエンザが大阪府で増加傾向。ご注意を!|大阪府感染症情報センター
・インフルエンザの流行状況(東京都 2025-2026年シーズン)|東京都感染症情報センター


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